2011年2月(その2)
(2月28日)F
きのう、柴崎さんについて、「新幹線が好きで乗り回しているうちに、時間と場所の感覚がおかしくなったんちゃうかって」って書いたけどこれは間違い。
「時間と空間の感覚はおかしくなったけど、場所の感覚は極めて正確」というのが正しい。でもこう書くと「時間と空間の感覚が不正確」と読み取る人がいると思うけど、それも間違い。
こういう話をイングリッシュでしてみたいが頭が痛くなる。
『F』入荷しました。
最新7号(ガール特集)とあと5号(映画特集)と2号(音楽特集)も販売してます。(マルジュン渋谷店は7号のみ)
6号(暴力特集)は完売したらしい。販売中止という噂もあるが。。。
ジュンク堂書店新宿店7階で売ってます。ぜひ!
(2月28日)デリリアス・トモカシバザキ
柴崎友香さんの新作小説『ビリジアン』がでました!
柴崎さん、なんかすごい。『ドリーマーズ』あたりから錯乱している。
- 作者: レムコールハース,Rem Koolhaas,鈴木圭介
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1999/12/01
- メディア: 文庫
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柴崎さんの異変に気づいたのは『ショートカット』の時。この子、新幹線が好きで乗り回しているうちに、時間と場所の感覚がおかしくなったんちゃうかって、ちょと思った。その時は、ちょっと。
だが、しかし、にもかかわらず、しかし、いかんせん、しかし、しかしながら、しかし、『ドリーマーズ』あたりでその錯乱っぷりが形になってきて、錯乱が形になるっていうのは語義矛盾やけど、小説になっとるちゅーねん。で、で、で、「ハルツームにわたしはいない」(新潮2010年6月号)でキターーーーーーー!!!!!ってガッツポーズして、そのあと『寝ても覚めても』、今回の『ビリジアン』でイッターーーーーーーーーホームラン!!!!!
どこまでいくねん。ブーマーかよ。
そんな柴崎さんの最近のマイブームは《純喫茶》だそうです。
どこいってんねん!
サイン本あります@ジュンク新宿店
ぜひ!
(2月27日)太郎増殖中
フェア今日まで(2月27日)
■平倉圭選書フェア
■佐々木中選書フェア
■臨床現象学フェア
ジュンク堂書店新宿店7階でやってます。ぜひ!
(2月25日)恩師と再会
小学校1年生の時の担任の先生、仲島正教先生が相模原で講演会を開くと聞いたので行ってきました。
【21世紀は人権の世紀】
あーよかったな あなたがいて
〜 「優しさ」という温かい貯金 〜
小学校1年生って何年前だ?
1981年、1982年? 約30年ぶり
僕が成長した姿を見せようと思って行ったら、先生の方がずっとずっと成長していました。
すばらしい講演でした。
こんなにもすごい先生だったっけ???
ああ、びっくりした。
家に帰って、思わずオカンに電話してしまった。
仲島先生は全国各地で講演をなさっています。
明日は徳島で講演会を開くそうです。
皆様もぜひ!
- 作者: 仲島正教
- 出版社/メーカー: 大修館書店
- 発売日: 2006/10/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 4回
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(2月24日)プロフェッサーアーキテクト
※明日のトークは満員です。申込みありがとうございます。
私は所用で店を休むのでトークは聴けない。残念。
坂本一成という建築家については、建築外の人はあまり知らないかもしれません。しかし、坂本先生は実作もさることながら、その方法論の構築、また多くの優秀な建築家を育てた教育者として高く評価されているプロフェッサーアーキテクトです。
確かに、安藤忠雄さんや伊東豊雄さんといったスターアーキテクトの方が有名であり華やかです。それに対して坂本先生は無名であり、はっきり言って地味です。野球に例えると分かりやすい。
スター・ひまわり・天才肌
プロフェッサー・月見草・勉強家
森 祇晶 ⇔ 坂本一成
どちらが良いか悪いかはなんとも言えませんが、どちらを勉強すべきかと言えば後者だと思います。
ただ、これまで東工大の坂本研一派が何をしているのか外部からはよく分かりませんでした。なにか面白そうなことをやってるな、と思っていましたが、外部からは近寄りがたい。当人たちは全然そのようには思ってないでしょうが、学会発表でも1つの教室を坂本研の関係者で固めてしまうので、どうも入りづらい。梗概を読んでも悪い意味で分かりやすいというか、図版が多くて楽しそうなのだけど、単に「サンプルをたくさん集めて分類しました」という感じで、思想が読み取りづらい。
そういう問題があったのですが、このたび坂本先生の思考の軌跡が『建築に内在する言葉』という1冊の本にまとめられたことにより、思想の核が読み解けるようになりました。
また昨年、東京大学を退職された難波和彦先生も自らの思考の軌跡を『建築の四層構造』という1冊の本にまとめられています。
良いテキストが揃いました。
ぜひ3冊合わせてお読みください!
《トーク情報》
3月17日(木)@ジュンク堂池袋本店
(2月23日)保坂本が緑!
保坂和志さんのエッセイ集がでました!
緑・みどり・グリーン!
とにもかくにも 緑
どう見ても南海ホークスにしか見えない。
当時の南海は弱くてイケてなかった。友達の加藤が、オヤジが2000本安打を打った記念にテレホンカードをくれたけど、「南海か、、、巨人の時に打ってればプレミアついたのに」とか思った。小学校高学年だったから考えることが可愛くない。
でも今から思えば、南海ホークスのユニフォームってけっこうイケてる。大阪球場も設計が坂倉準三、めちゃイケ!
イカスな〜、保坂さん
な、訳ないな〜、
えっ! もしかして
ジュンクカラー!
な、訳ないな〜、
どう見ても鎌倉やな〜
江ノ電やな〜
この本は、ゆっくり読もう、江ノ電みたいに。
この本は、のんびり読もう、南海ホークスみたいに。
おっ! 加藤のオヤジみっけ!
(2月22日)北風小僧の完太郎
大橋完太郎さんの博士論文が刊行されました!
よっ! カンタロウ!!
名前がいいので買いました。
ジャケがいいので買いました。
柳澤田実編『ディスポジション』(現代企画室)
藤原ちから+辻本力編『〈建築〉としてのブックガイド』(明月堂書店)
柳澤田実編『ディスポジション』(現代企画室)
そもそも僕が完太郎さんのファンになったのは『ディスポジション』に収録されている、大橋完太郎「心身の再配置のために
デカルト哲学に見る意志の発生と権能」という論文が面白かったからです。ディドロの論文書いている人がデカルトを論じているのですね。そして『ディスポジション』では平倉圭さんが「マチスの布置見えないものを描く」という論文を書いています。『ゴダール的方法』を書いた人がマチスを論じているんですね。すごいですね。3冊まとめて読んでみてください!
柳澤田実編『ディスポジション』(現代企画室)
ディドロ〜デカルト〜スピノザという読み方もありですよ。ぜひ挑戦してみてください。
それでは、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ
(2月21日)トークレポート
登壇者:國分功一郎×千葉雅也
タイトル:『スピノザの哲学原理』
■ 上の顔もできました。
ジュンク堂書店新宿店7階でやってます。ぜひ!
(2月19日)國分まつり開催中@新宿
國分×千葉トークばっちり!
※トークレポートは明日あらためて(今日は寝る)
芸術書担当が〈國分まつり〉に対抗して、
ウルトラタロウフェア
はじめました。
ちゃうちゃう
オカモトタロウフェア
やっちゅーねん
なにみとんねん
しばくぞわれ
ジュンク堂書店新宿店7階でやってます。ぜひ!
(2月18日)國分まつり開催中@新宿
土日は國分まつりへ行こう!!→→→新宿
《満員御礼》
※ ジャニーズのイベントではありません。
※ 国分太一さんは来ません。
※ 千葉雅也さんはジャニーズかもしれません。
(2月16日)A3読了
■裁判と報道が「死刑ありき」で進められていく様が、「事件の真相」を調べようとする者の視点で綴られている。
■ 両者の足並みは、一致すべきであるはずなのに、一致しない。