2022年6月日記

6月26号(일요일)

中国語検定2級



夏の中国語検定終了。



中国語検定2級を関西大学で受けてきました。今回もダメでしたが受けてよかったです。春に2級を初めて受けて今回が2回目。春に受けた感触から2級は手強い、特に听力(リスニング)がまだレベルに達してないことが分かったので長期戦を覚悟しています。


「こりゃ、一筋縄にはいかんなー」


今回は6/5に韓国語のテストを受けた後、3週間しかなかったので合格レベルまで仕上げることはできないと分かっていての受験でした。合格するしないという観点でいえば回避してもよかったのですが、結果的に受けてよかったと実感できました。


まず、この3週間を合格するための勉強ではなく、3週間でできることをやろうと計画しました。やろうとしたのは、


(1) 2級レベルの単語
(2) よくでる慣用句
(3) 問題集の作文パート
(4) リスニングの問題演習(3級、2級)


計画自体は可もなく不可もなくという感じでしたが、う〜ん、モチベーションが微妙でした。テストから逃げたらダメだという思いと、早々に秋に向けた長期スパンの勉強に切り替えたいという思いが行ったり来たりして勉強に集中できず。


また仕事でトラブルが発生したため、その対処法を考えることに頭を持って行かれて勉強が手につかず。ま、仕事をしながらのスキルアップ学習は、あくまでも仕事が優先なので仕事のボリュームが膨らんだり、何か起これば躊躇せず計画を変更。スキルアップ学習までスケジュールに乗せようとするとパンクする恐れがあるので無理は禁物。スキルアップ学習は長期スパンでの人生設計の一貫だし、半分趣味でやっていることであり、仕事との優先順位を間違えると本末転倒になってしまう。できる範囲で努力して進めるべし。


そんな感じで決して満足できる3週間ではなかったのですが、それでも受けてよかったというのは、まずは心理面での効果です。例えばスポーツでもそうですが、部活を引退してしまうと選手にはもう戻れません。試合に出ることを前提にした練習とそうでない練習はもう全然違うから。これはちょっと大袈裟ですが、語学も同様にテストを受けることをやめてしまったらもうダメだなという気はします。


あと良かったというのは、実際にテストを受けてみたら思っていたほどひどくなかったのです。テストもゴルフと同じで万全の練習をして臨みたいのは山々ですが、そんなに十分な時間はないですし、自制心もないので思うような勉強や練習ができず、「これで大丈夫か!?」という状態で臨ことが多々あります。それでも実際やってみたら、案外できたという経験がしばしばあります。


ま、逆もしかりで「全然ダメだった」ということも当然あります。いずれにせよ、自分の実力を測れたので次回へ向けての計画を立てやすくなりました。


今回テストを受けて、リスニングの問題点と対処法が分かったように思うので、そのトレーニングをまずやってみようと思います。あと筆記は勉強すべきことは分かったのですが、「勉強してもできるかどうか分からない問題が一定数あるなー」という認識。ま、これは仕方がないので、やろうと決めたことをしっかり勉強しようと思います。




あと、ここ最近のマイブームを紹介します。



www.youtube.com


東大医学部出身の人が、なぜだか知りませんが公認会計士の資格を取ろうとしているらしく、その勉強をしている様子をYouTubeでほぼ毎日10時間ライブ中継しているのです。


これ画期的だと思うんですよね。


子どもに「勉強しなさい!」という親はたくさんいますけど、子どもに勉強させる一番効果的な方法は親が勉強している姿を子どもに見せることです。


僕も進学校に通っていたので東大や京大に進学した優秀な友だちもいますし、あと親が学者の子どもも友だちに数名います。そんな彼らはみんなちゃんと国立大学に進学していきました。おそらく彼らは家で親が机に向かって本を読んだり、数冊の文献や資料を紐解きながら何かを解明しようとしている姿を見ていたのだと思うのです。


僕の場合は両親が推薦で大学に進学していたこともあり、家に受験勉強するという雰囲気がなかったです。今から思えば、高校生のときは勉強するというのがどういうことか分かっていなかったです。


勉強するというのがどういうことか分かったのは大学に入ってからで、それは東大の知り合いに誘ってもらって勉強会に参加してからのことです。


東大や京大に通っている学生はやっぱり優秀で、何が優秀かというと、彼らは勉強しようと思っていないのに、ごく自然に勉強しているということです。誰かが面白い本を見つけたら(マンガじゃないですよ)、友だち数人に声をかけて勉強会を開く。そこで各自が読んだ感想や考えを話して議論する。そうやって難解な文献を攻略してゆく。外国語の本だったら翻訳するパートをメンバーで分担して翻訳し、翻訳してきた文章を読み合わせる。そうやって外国語の文献も攻略してゆくのです。


東大や京大が羨ましいのはこういう営みがごく普通に日々行われているということで、日本の大学で唯一勉強する雰囲気があるということ。早稲田や慶応にも優秀な学生がたくさんいて、一部でこういう営みも行われていますが、学生数が多過ぎて学内が勉強するという雰囲気にはなっていません。僕が通っていた東京理科大も厳しくて真面目な大学でしたが、学校全体が勉強するという雰囲気にはなっていなかったです。


僕は東京理科大出身で、理科大は私立なので、大学受験のときにセンターは一応受けましたが、国立の二次試験は受けていません。科目数の多い国立型受験に対応しきれなかったのです。つまり僕はマルチタスク能力に弱点があります。それで今、マルチタスク能力を自分でテストしていると言いますか、仕事と並行して中国語と韓国語を同時に習得しようとしたり、趣の異なるゴルフのスキルアップもテストしています。ま、物は言いようで好きでやってるだけですけど。。。


それで、この河野玄斗さんというYouTuberは東大理Ⅲに合格した人であり、僕の直接の知り合いで理Ⅲに合格した人というのがいないので、とても興味深く観察しています。彼を観ていて意外だったのは、理Ⅲに受かる人は地頭もいいし、どちらかと言えば天才なのでしょうが、実際によく勉強するということです。


僕は高校時代、気持ちだけは「勉強するぞ!」と気張ってましたが、高3の夏休みでも実質1日3時間も勉強できていなかったと思います。さすがに大学に入った後は、ある程度がんばったので、今だったら10時間勉強したり、本を読むこともできるようになったとは思いますが、彼のようにコンスタントに毎日10時間勉強する習慣は持ち得ていません。はい (汗) 。


勉強には2つあって、こういうスキルアップ型の学習と、プロの学者のように多くの文献を読み漁りながら物事の核心に迫っていく探求型の学習があると思うのですが、いずれにせよ、長時間テクストに挑み続けるというのは、なかなか身につけられない重要な能力です。


僕も彼を見習ってレベルアップを図りたいと思います。


次回のテストは、


11月13日 ハングル検定準2級

11月27日 中国語検定2級


파이팅!加油





6月5号(일요일)

ハングル検定準2級


ハングル検定準2級を受けてきました。



結果はまたもや撃沈!


問題自体はオーソドックスな出題だったので、指定範囲の単語と文法がちゃんと頭に入っていれば解けたと思うのですがダメでした。要するに単語と文法が頭に入りきっていなかったということです 涙。。。


今回の勉強は2月頃からスタートしました。まず単語の勉強を行い、3月末の中国語検定のテストが終わってからは韓国語の勉強に専念しました。週一のレッスンでは100語くらいに分けて毎回単語の小テストを行い、4月末には指定範囲の単語を一通り終えました。5月からは問題演習も行って、5月末から過去問をやって仕上げようという計画だったのですが、ここでちょっと問題が発生しまして....


予定通り、GW明けから問題演習に取りかかったのですが、まず듣기(リスニング)が全然できませんでした。これはある程度予想していたことで、じゃ、필기(筆記)をやろうと問題をやり始めたのですが、問題文はなんとなく読めたものの、4つの選択肢の4つの単語の意味がすべて分からないという感じでした。出題範囲の単語は一通り勉強したので分かっていいはずなのですが、全然わからない。「あれ?おかしいな〜」それで勉強したはずの単語集をもう一度見てみたら、ほとんど意味が答えられませんでした。覚えたはずの単語を100%と言っていいくらい忘れていたのです。


もちろん単語集は何周も周回しないと覚えられないものなので、2周目、3周目もやるつもりだったし、実際5月のレッスンでも1回の範囲を300単語に増やして毎回小テストもしたのですが、とにかく単語が覚えられない。というか、とにかく尋常ではないスピードで忘れていったのです。


これはいかに?


何周か周回するうちに一応の原因が分かったのですが、これは韓国語単語の落とし穴ですね。


韓国語では日本語と語源が同じというか、漢字語と呼ばれる日本と同じ漢字の単語がそのまま使用されています。ただ韓国ではハングルのみで漢字を使わない(国のアイデンティティを守るためにわざと使わない)ので、ぱっと見たら気づかないのですが、単語集には漢字も書いてくれており、発音だけが変わっているということがわかるので、この類の単語は比較的すぐに覚えられます。


しかし漢字語以外に固有語という韓国独自の単語もあって、これがとにかく覚えられないし、たとえ覚えたとしてもすぐに忘れてしまう。この固有語は、動詞・形容詞・副詞にたくさんあって、レッスンの時の小テストでは100語と単語数を絞るのでなんとか覚えられるですが、小テストが終わるときれいさっぱり忘れてしまいます。


それでとにかく、無茶苦茶でもいいから語呂合わせで覚えることにしました。例えば、これは今回の範囲ではない初級単語ですけど、「아직(アジク)=まだ」という単語があるのですが、これを「アジうにはまだ早い」というふうに覚えています。


今回の範囲で言えば、「따르다(タルダ)=つぐ」は「でワインをつぐ」、「비롯되다(ピロッテダ)=由来する」は「ピロティコルビュジエ由来する」というようにとにかく何かしらに関連づけて覚えるようにしました。


当然、こんなことをやってると覚えるのにものすごく時間がかかりますし、なかなかうまい語呂合わせができない単語もたくさんあって、本当に手こずりました 汗。。。


なので5月に入ってからもなかなか問題演習に取りかかれず、リスニングも結局単語勝負なので、ようやく語呂合わせで覚えたような単語を音で聴いてわかるか? 「わかんねーよ!」ということで 終了!という感じでした。




こんな感じで、今回は試験までに仕上げることができなかったのですが、他にも問題が浮上しました。というのは前回ハングル検定3級を受けて合格したのですが、その時仕事が忙しくてほとんど勉強できない状態であるにもかかわらず、ギリギリの点数で合格してしまったのです。そのため準2級以前に覚えておかねばならない単語や文法もけっこう抜けてました。だからリスニングは壊滅的。けっこう重症かもしれません。例えば、


접다 / 좁다 / 줍다 / 짖다 / 젖다 / 젓다


こういう簡単な単語も曲者。ハングルはシステマティックにできているのはいいのだけど、文字の組み合わせが似ている単語がたくさんあって、「どれがどれだったっけ?」というように 分からなくなるのです。だから初級レベルの簡単な単語も馬鹿にできないし、これらの似通った単語の意味がすぐに出てくるようにしておかないとリスニングでは致命的ですね。




以上、言い訳をたらたらと述べましたが、勉強は順調だと思います。今回受験した韓国語のハングル検定は、中国語の中国語検定とよく似ていて、5級〜4級〜3級までが初級で、ここまでは合格点が60点だし、少々できてなくても合格させてあげようという心意気が感じられます。


対して、今回受けたハングル検定準2級、3月に受けた中国語検定2級中級と位置付けられていて、ここからは合格点も70点に引き上げられるし、試験範囲が一気に増えるので、これまでの級をクリアするために必要だった勉強量に比べて、2〜3倍の勉強量が必要だという気がします。


実際に今回ダメだったし、今回の試験範囲の勉強をこれからも続けることは自分にとってもまだまだ吸収できることがたくさんあるし、韓国語が使えるようになるためには必要だと思える内容なので、次は秋のテストを目標にして勉強を続けようと思います。


一通り勉強した範囲のテストをもう一度受けるというのは、なんだか大学受験浪人をした時のような心境です。浪人が決まったときは、あともう1年勉強できるのだから時間はまだまだあると思って、あれもやろうこれもやろうってスケジュールをパンパンに詰め込んだんですね。ところが夏休みをむかえると1学期に手を出したものがほとんど身についておらず、夏の暑さは何処へやら、このまま国立を目指すと総崩れすると全身が凍りついて、2学期からは私立受験に科目を絞って勉強したものの結局仕上げられず、最後は片っ端から受験して、引っ掛かった大学に進学するという、二度と思い出したくない苦い想い出ですね。。。


浪人時代の反省を活かして、今回は勉強する範囲を広げずに秋まで同じ範囲の勉強を続けようと思います。




語学習得のプロセスで検定試験を活用すべきか否かという議論がSNSでもちらほら出ていますが、僕は活用すべき派ですね。そもそも僕自身はあまりコミュ力が高くないですし、外国語以前に日本語ですらあまり話したくないタイプですから、会話中心の勉強なんてムリです。 外国語を学習する目的も、まぁ、話せるに越したことはないですけど、それよりも外国語の本を読めるようになったり、ドラマを字幕なしで観られるようになったり、外国のニュースをそのまま聴けるようになったりということなので。


あと将棋の羽生善治さんがよく言ってることなのですが、彼は小学校二年生だったかな? 将棋教室に通い始めたとき、将棋の一番下の級が10級だったかな?それくらいだったらしいのです。でも小学校二年生では10級でもレベルが高過ぎたんですね。それで将棋教室の先生が、羽生少年が将棋を学べるように14級までつくってくれたそうです。そしたら14級からスタートした羽生少年は級が上がっていくのが楽しくて将棋にのめり込み、どんどんどんどん級が上がって行って、挙げ句の果てに前人未到の7冠を達成してしまったんですね。羽生さんは当時を振り返って、「あれが10級からのスタートだったらすぐにやめていたけど、14級をつくってくれたので、楽しくて続けられた」と再三言っています。


羽生さんは天才的な能力を兼ね備えた方なので参考にならない面も多分にあるでしょうが、羽生さんの将棋と同様に語学の学習もいきなり外国人と同じように話せることをめざすというのは無理があると思うのです。今だと外国のドラマやニュースをいくらでも観られるので、それは観たらいいと思うのですが、それで勉強しようと思ったら範囲が広過ぎて何から勉強していいか分からないですし、勉強が進んでいるのか?進んでいないのか?もよく分からなくて迷走してしまうと思うんです。だから自分を見失わないためにも、自分のレベルに合った検定試験の級の勉強をして、受かったら次の級の勉強へ進むというのが、やはり分かりやすくていいと思います。


ただ検定試験はキツイです。空き時間をほぼ試験勉強につぎ込まないと受からないですから。でも逆に言えば試験がなかったら、やっぱり勉強しないんですよ。ダラダラやるんだったら、検定試験をマイルストーンにして勉強した方がいいかなって思います。



たまたま『韓国語ジャーナル』という雑誌を読んでいて、そこに載っていた마미さんという方の勉強スタイルが、僕が理想とする姿だったので紹介しますね。韓国のドラマを観たりラジオを聴きつつ、検定試験の勉強も並行して進めるという学習スタイルです。



この方は推しの韓国歌手のライブ配信やインスタを翻訳してファンにシェアするということをやっているそうなのですが、こういう方が語学学習者では最強ですね。いい意味で公私混同しているというか、趣味と勉強の境界がないんですよね。


韓国語の検定試験の受験者の95%くらいは女性なのですが、おそらく推しのアイドルがいるか、ダンスか美容関係に興味を持っている人が大半だと思うんですよね。それでテストの平均点が異常に高いんですよ。とくにリスニングテストの点数が高い。


学ぶとはいかなることか?


大学時代、講義にほとんど出ず、ろくに勉強もしていなかったにもかかわらず、大学改革、教育改革とか言ってる政治家なんかより、彼女たちから学べることはずっとずっと多いです。




 2022年3月日記

 阪根Jr.タイガース

 阪根タイガース