2022年1月日記Z

1月15号(토요일)

ゴルフのフォームを変えようと思っていて、今まで体の回転で打つ意識は持っていたのだけど、いわゆるライン出しというのができなくて、うまい人複数人に聞いてみたら、インパクトのあと左手の手のひらを返して、右手で狙った方向に押し出してライン出しをすると同じことを言われたから、そのフォームを身に付けようとアイアンの練習ばっかりやっていたら、今度はドライバーが打てなくなってきた。ドライバーの練習もせなあかん。

中国語のテストを3月に受けるのだけど、リスニングが全然ダメなので、こりゃ相当やらんと受からんぞということで家にいるときはずっと中国語のニュースを聴いているのだけど、すると今度は韓国語がちんぷんかんぷんになってきた。韓国語も聴かないとあかん。




ここ2週間くらいは中国語ばかり聴いているのだけど、歴史を遡っていまから2週間ほど前の年末年始は韓国語ばかり聴いていたのであった。今まで韓国の歴史ドラマは全く観ていなかったのだけど、知人に勧められて観たら面白かったので全51話を一気見してしまいました。

オクニョ(옥중화)

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韓国も中国もそうだけど、歴史ドラマはとにかく長くて、1話あたり1時間くらいのが50話とか70話とかあるので観るのを避けていたのだけど、いざ観てみたら、ちゃんと次が観たくなるような構成になっていて最後まで観てしまいました。

ドラマなのでフィクションではあるのですが、ある程度史実に基づいて描かれていて、その歴史上の背景を調べるとなかなか興味深いです。

“オクニョ“には、まず鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)という悪の限りを尽くす権力欲の強い女性が出てくるのですが、この人は韓国三大悪女の1人として実在する人物のようです。最後の最後まで憎たらしいと感じさせる悪女を演じきったパク・チュミさんという女優さんは本当にすごいですね。

あー、こわい、こわい。


それから、どうやら王様のお母さんが権力を掌握して政務を司っているというなんとも不思議な状況が描かれているのですが、これも朝鮮王朝時代に実際にあった文定王后の垂簾聴政という歴史上の事実のようです。


また主人公のオンニョ(ハングルの表記では옥녀(オクニョ)だけど発音のルールで鼻音化するので発音はオンニョ)や明宗(王様)が手を組む“大尹派”と文定王后やその弟の尹元衡(ユン・ウォニョン)ら権力を握っている“小尹派”が対立するのだけど、これも史実のようです。

“大尹派”と“小尹派”の対立で面白いのがその思想の違い。“小尹派”を手なずけている文定王后がややオカルト的なところがあり、例えば自分の息子である王が自分の意向に背く行動をとった際、その行動に自分はショックを受けて精神的ダメージを受けたのでご飯を食べられないという姿を見せることで王に反省を促したり、あるいは弟である尹元衡の失態を断食することで償おうとしたり。

対して、ドラマのなかでは好意的に描かれている“大尹派”は世の中の実情を考慮して合理的な策を立てるといういかにも儒教思想らしい振る舞いをみせます。

“大尹派”と“小尹派”の対立というのは、儒教思想儒教)と老荘思想道教)の対立かと思ったのだけど、史実的にはどちらも儒家の一派であり、ただ文定王后は仏教を篤く信じていたことから仏教に対する保護政策をとっていたらしい。


このあたりが韓国のドラマを観ていて面白いところです。韓国ドラマのプロデューサーは社会的な評価が高く、日本で言えば宮崎駿さんのようなアニメ作家や小澤征爾さんのようなオーケストラの指揮者、あるいは建築家のようなトータルに物事をつくりあげてゆく力のある人、すなわち技術だけではなく教養もかなりあるように思います。だから単なるエンターテインメントというように観るのではなく、細部も気にして観る価値が十分にあるでしょう。

韓国を学ぶときにやはり儒教思想というのはすごく気になります。儒教の影響が社会や文化にどのように出ているのか。大雑把に言えば、「韓国=儒教国」「日本=仏教国」と言えますが、そもそも仏教が日本に入ってきたのは百済からですし、日本でも近世にもなると儒家がけっこう出てきて、新井白石荻生徂徠などは徳川の政治体制にかなり影響を与えています。

中国・韓国・日本を考える上で儒教の広がり、あるいは仏教や道教との関連性というのは探りたいポイントです。




1月5号(수요일)

HSK 5级


12月に受けた中国語試験HSK5級の結果がわかりました。

199点。胸を張って喜べる点数ではないのですが180点以上が合格なので一応合格です。できれば听力,阅读,书写のすべて70点以上の合計210点以上で合格したかったのですが、ま、良しとしましょう。

やはり听力が弱いですね。これはHSK1級を受けたときからずっと感じています。中国語の文字は簡体字ではありますが日本語と同じ漢字なので読むのはそれほど苦ではないです。しかし発音は日本語の音と異なるので、音を聴いて漢字を思い浮かべるというのがなかなかスムーズにいかないんですね。

たとえば中国語を全然勉強していない人が“ベイジン”と聴いて”北京”をすぐに連想できるか?ってこと。さすがにHSK5級くらいまで勉強していれば、ベイジンはすぐに連想しますけど、未だに”ナイリャン”と言われてすぐに”奈良”をイメージできるかと言えば、「はっ?どこそれ?」感がまだまだ抜けません。

とにかく中国語をもっと聴き続けるしかないのですが、なんか中国人ってイメージほどハキハキとは話さないんですよね。みんな中川家を見習って、広東語訛りのわかりやすい発音で話してくれたらいいのですが...

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中国語のドラマといったら“都挺好”をよく勧められます。

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中国では時代劇が多いのですが、このドラマは現代の中国の家族を描いたドラマとして評価が高く、「中国の家族ってあんな感じだよ」とよく言われるし、現代的なアレンジがうまくされているドラマのようですが、なんかずっと喧嘩ばかりしていて観ていて全然楽しくないんですよね...

あと中国で有名な女優さんの姚晨が出てくるのですが、姚晨の発音ってすごく聴きづらいんですよね。これを中国語の先生に質問したら、中国人的には聴きにくいという感じはまったくないようです。

イメージ的に中国語=中川家=広東語。これってジャッキー・チェンの映画の影響かなって思うのですが、吹替版も含めて中国人って抑揚の強い話し方をするというイメージがついてしまっているのですが実際はそうでもないなと。

それよりも日本語にない、zh(i)、ch(i)、sh(i)、r(i)というそり舌音があって、これがこもったような音がするのですごく聴きづらいし、自分でも少し話すようになってわかったのですが、いつでもこの音を出せるように口が準備していると、全般的に音がこもったような感じになっちゃうんですよね。姚晨の話し方がまさにそんな感じです。



対して于莎莎という女優さんの発音はイメージどおりですごくわかりやすい。

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この”世界青年説”という番組もよく勧められるのですが、これは面白いです。いろんな国の人が出てきて中国語で議論するのですが中国語がみんなとてもうまい!

それにそれぞれの国の特徴も感じられます。たとえばタイ人はやっぱり中国語がうまいんですよ。タイ語も声調があるのでタイ人は中国語を無理して覚えた感がないです。

あと欧米以外でイラン人がよく出てくるのですが、これは中国の特徴ですね。中国のニュースを観ていたらイランやアフリカのニュースがけっこう頻繁に出てくるんですよね。中国はアフリカにすごい投資しているし、中東やアフリカが常に視野に入っているという世界観が強く感じられます。

対して、戦後の日本は世界といえばほぼほぼ=アメリカなので、日本人のいう世界はすごく狭いし、逆に日本人には世界が見えていないということに気付かされます。

はい、いろいろ思ったことをテキトーに話しましたが、もっともっと中国語の番組を観ないとあかんなと思った次第です。

 

 


 

 

 

 

 2021年12月日記Z

 

 

 

 阪根Jr.タイガース

 

 

 

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