2010年12月
(12月30日)良いお年を!
■ 店は大晦日もやっているけど、僕は一日早く仕事納め。
■ 店をあがって年賀状の続きをやったが終わらず。帰省の道中は年賀状を書いたり、本を読んだりになりそう。
《持っていく本たち》
■ 思想地図β vol.1
■ ワセブンπ
■ それにしても、まだ全部読んだわけではないが、『思想地図βvol.1』に掲載されている論文は、とことんねじれている。例えばこんな感じ。
かたや高価格でわざと古びた加工をした商品があり、かたや低価格で新に開発された高性能の素材でできた商品(ヒートテックなど)がある。
(浅子佳英「コム デ ギャルソンのインテリアデザイン」『思想地図βvol.1』所収より)
■ 国会のねじれなんかまだ可愛いもんだよ。
■ この問題は2011年も考えつづけることになりそうだ。
が、
■ あしたは7時発の新幹線に乗るのでこのあたりで。
■ 今年1年ありがとうございました。
■ よいお年を!
(12月29日)クリスマスプレゼント
■ 日頃の行いがすこぶる良かったので、サンタさんが佐川急便で『思想地図β』を送ってくれました!!
■ ヤタっーーーーーー!!!!!
■ 『思想地図β』フェア棚製作中。
■ 対戦相手ミスター思想の棚も製作中。
CYZO×PLANETS SPECIAL PRELUDE 2011 も入荷したよ!
ま、どっちもどっちだな。
みんな! 三菱東京UFJ銀行でお金をおろしてCYZO×PLANETSをMARUZEN&ジュンク堂書店に買いに行こう!!
U-cafe オツイチ特集号も入荷しました!!
販売場所
(12月28日)もしコン
■ ブルータスに載ってるホリエモンの『もしドラ』話がオモロー!
堀江 人を思い通りに動かすって、すごい難しいことだよね。でもそれがマネジメントの本質なわけじゃない。有象無象をいかにうまくおだてて、目標に向かって突っ走らせるか。僕は結構そういうのは面倒くさがり屋なのでやらない方なんですが。
こうして、野球部のマーケティングがスタートした。みなみは、部員たちのスケジュールを調整し、一人ひとりを病室まで連れてくると、時間にして一時間ほど、彼らが何を求め、何を欲し、何を望んでいるか、夕紀とともに聞き取っていった。みなみたちは、それを『お見舞い面談』と呼んだ(p.71〜72より)
こんな感じで一人一人と面接して、ヒアリングをして、その人の特徴をつかんで。マネジメントの手法って多分一人一人違ってくる。ややこしいですよね。僕はせいぜい20人から30人しかマネジメントできないな。組織を大きくしていこうと思ったら、20人をマネジメントしている人を、またさらに20人マネジメントしなきゃいけなかったりして。まじめにドラッカーの『マネジメント』を読んで、それをまじめに実践していたら、僕は仕事しかできない。まあ、これまで全く読んでなかったけどね、ビジネス書は。
宇野 ドラッカーブーム自体はある程度、サラリーマンのヒーリングの側面が大きかったわけですからね。
堀江 ドラッカーなんて20世紀型社会のマネジメント手法だから、いい加減もういいんじゃないの? と僕は思ってしまいますけどね。宇野君のやってる『PLANETS』なんて、もう組織のようなものでは作ってないでしょ。
宇野 もちろんそうですよ。僕を中心に自律したスタッフが点在する形です。
堀江 勝手にみんなが自律してやってくれる。僕は、逆にマネジメントなんかしなくてもいい組織が理想なんです。個人が活躍し、また小規模な集団がコラボして、という時代がもう来てるんだと思いますよ。
■ これ『思想地図β』のイントロとして読めますね。
↓↓↓↓↓↓
もし高校野球の女子マネージャーがコンテクチュアズの『思想地図β』を読んだら
↓↓↓↓↓↓
■ 売切れました。ごめんなさい。@ジュンク堂書店新宿店
■ 次回入荷1月17日頃予定。
■ 夏の甲子園にはまだ間に合うよ!
(12月26日)2010年書店動向
■ 今発売中の『週刊読書人12月24日号』(年末回顧総特集号)の《書店動向》の欄をリブロの昼間匠さんと三浦健さんとともに担当させて頂きました。
■ 僕が担当したのは《人文社会》です。
■ リブロの昼間さんと三浦さんの原稿を読んで「そういうことだったのか!」と原稿依頼の主旨を読み違えたと冷や汗を書きました。「2010年書店動向」とは聞いてなかった。「人文社会の2010年に出版された本について回顧してください」と言われたように思うのですが、、、
ま、ジュンク(蔵書数で勝負)とリブロ(催事で勝負)というカラーが出てよかったと思います。
あと、この号はかなり充実した2010年の出版回顧になっていて、『図書新聞』の読書アンケートと合わせてチェックしたのですが、他の評者とかぶっている本があったり、「えっ、これ誰もあげてないの?」という本があったりして読んでいて面白かったです。
■ この3冊はけっこうあげている人がいましたね。なるほど。
- 作者: 市田良彦
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2010/09/18
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 39回
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- 作者: 松葉祥一
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2010/09/18
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 17回
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- 作者: 白井聡
- 出版社/メーカー: 作品社
- 発売日: 2010/04/24
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 122回
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■ 他方、若手の福嶋亮大、佐々木中、大澤信亮は読者からの注目度も高いので取り上げられるべきなのに意外とあげている人がいなかったですね。このあたりは売場に立っている書店員力が発揮できました。
- 作者: 福嶋亮大
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2010/03/25
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 179回
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切りとれ、あの祈る手を---〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話
- 作者: 佐々木中
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/10/21
- メディア: 単行本
- 購入: 30人 クリック: 710回
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- 作者: 大澤信亮
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/10/01
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 72回
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■ 小説では、
- 作者: 柴崎友香
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/09/17
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 41回
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ちょ、ちょ、ちょ、 きみたち! 評価するのが遅すぎるよ!!
僕なんか、1年前にもう柴崎友香論書いていたんだよ!
『アラザル3』に僕が書いた柴崎友香論が載っているので、ちゃんと買って読むように!!
ジュンク堂書店新宿店でももちろん売ってます!!!!!
■ そして、
- 作者: 中森明夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/09/29
- メディア: 単行本
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やっぱり、なぜ今、大杉栄なのかってことですよね。このあたりの感度がこわい。中森さんと一緒にフェアをずっとやってきましたけど、本の売り方、イベントの打ち方、いろいろと教えて頂きました。ノウハウというよりも察知力といいますか、勘ですね。アイドル評論家という職能は、アイドルについて偉そうに論じるってことじゃないんですよ。アイドルをアイドルにするってことなんですよ。
- 作者: 中森明夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 20回
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■ いや〜、2010年は収穫の多い一年でした。
■最後に書店員の動向について。2011年へ向けて、三浦さんと昼間さんの記事から拝借します。
2010年は日本における電子書籍元年と言ってよいと思うが、同時に爆発的にツイッターの普及が進んだ年でもあった。私も今年からツイッターをはじめたクチだが、ツイッターのおかげで知ることが出来た本は少なくなかった。ツイッター上での一書店員の投稿が発端で、全国の書店員が、同時多発的に宮下奈都の『スコーレNO.4』(光文社)を仕掛けて、大きく売上を伸ばした。ネットの普及が書籍売上低迷の元凶のようによく言われるが、法人の壁をこえて多くの書店員がつながることが出来たのは、ツイッターの普及があったからこその事だった。
(三浦健・リブロ名古屋店店長)
特に文芸書は読みたい意思はあるが、コストパフォーマンスが合わないと考えている読者が増えていることを肌身に感じます。だからこそPOPや映像化のお知らせなどはもちろんの事、お客様の背中を押す情報や提案をどれだけ出来るかが売場としても最大の課題であると考えた1年でした。具体的にはリアル書店としての強みを生かし、読者と著者が出会える大切な場としてサイン会の開催や、サイン本の販売、また著者に依頼し選書していただいたオリジナルのフェアなどに積極的に取り組みました。価格が同じ商品をどれだけ付加価値をつけて販売できるかが引き続き大きなテーマになるでしょう。
またツイッター利用の普及により、著者や編集者との情報交換がリアルタイムで可能になった事が今年の大きな変化のひとつだと思います。だからこそ我々書店員は今まで以上にアンテナを広げて様々な情報をより敏感に感じ取るようにならねばと考えています。
(昼間匠・リブロ池袋本店マネージャー)
(12月25日)Happy Merry Christmas 2010!
(12月24日)出版業界再生事業団見学会(クリスマス編)
■ 今日はクリスマスか? 出版業界のことを考えるよりも自分の人生を考えた方がいいかもしれない。(つづく)
(12月20日)順調に発進!!
《思想地図β vol.1》
※ 『思想地図β』の《思想》のカラーが鮮明に出ています。
※ これだけ充実した本が出たのだから、活発な議論を巻き起こしましょう!!
《破滅派007》
高橋文樹さんの我が道をゆくスタイルは《思想》としてもけっこう強いよね。
《アニメルカvol.3》と《うわさの本》はコミケ終了後、年明けに入荷します。お楽しみに!!
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(12月19日)アンケートに参加しました!
(12月18日)牛丼ミニ特盛りで!
■ ミニコミ各誌最新号続々続々入荷中!!
『ジュンガの日々』(「 」magagine )
『未来回路2.0』
『クリルタイ5.0』
『組立vol.1』
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