2019年9月日記Z
9月28日(土)
危機感
本棚がなんだかビジネスパーソンみたいになってきた。
芸術、芸術といって勤しんでいたころも大変だったが、ビジネスの世界に飛び込んでからも相変わらず大変だ。
建築家の先生のもとで丁稚奉公していたときは、「芸術のことなんて考えないで、金儲けのことだけ考えてすむなら全然らくして暮らせるのになー」って思っていたけれど、いざビジネスの世界に来てみたら、これはこれで大変なのだ。
何が大変かって?
いや〜、びっくりしたけど、あのね、実はね、
ビジネス界にビジネスができる人がほとんどいないんですよ。100人いたら99人はビジネスをしているふりをしていて、残りの1人だけがなんとかビジネスができて、その1人のおかげで世の中が成り立っているというか...
かといって、最近の芸術界の動きもなんだかなー
ちょっとまえの芸術家なら、国のやり方が意にそぐわないんだったら、家出して自ら立ち上げるというか、芸術の自律性を自らに問うたと思うのだけど、補助金がもらえなかったら芸術が死んじゃうとか、「何たかりみたいなこと言ってんだ? そんなんだったらやめちまえよ」って正直言いたくなる。
国どうこうではなく、人々の関心をもっと惹きつけるとか、観客や読者とコミュニケーションをとって作品を育てていくとか、そっちに頭を使って、力を注げばいいのに。
そもそも補助金だって、人々が汗水流して働いて納めた税金なんだからさ。
ちょっと口が過ぎたけど、それよりもちゃんとビジネスができる人を育てないと、トヨタだっていつまでも安泰というわけではないし、このままだと、この国は本当に滅びるよ。
今週は自分で車を運転して他拠点にいって業務を敢行。会社のみんなは普通にやっていることだけど、20年来くるまを運転していなかった僕にとっては大きな一歩だ!
これで自身の仕事の幅が広がった。
本社はスペースがなく、いま自分がやろうとしている製品のテストができないけれど、他拠点にはスペースがあるので試験環境を作り上げて、製品開発に勤しもう。
車が売れなくなった自動車メーカーはどうなるのか。鉄が売れなくなった鉄鋼メーカーはどうすればいいのか。
我々は、まさにそうした事態
、本業消失の危機に直面していた。
富士フイルム・古森重隆さんの本の冒頭の一節だが、他人事とは思えない。
今週、開発スタッフ全員が集められ、トップから「もっと危機感を持って仕事に取り組んでくれ」と訓示があった。
僕が勤めている会社も富士フイルムと同様、主力製品がいつ人々に必要とされなくなってもおかしくない状況で、市場に投入する次なる製品の開発に日々勤しんでいるのだけど、これがそう一筋縄にはいかない。
トップの訓示を受ける前から、みな日々感じていたことだけど、だからといって「はい、わかりました」と次の日に新しい製品がポンと完成しているなんて奇蹟は起こらない。
世の中の動向を読みつつ、よく考えて、がんばるしかない。
今回の内容を中国語でも書いてみました。ざっくりと..
9月15日(日)
リゾート気分
車の運転の練習から帰ってきて、久しぶりの読書。
星野リゾートの本
料理の本
コーヒーの本
そして、
大崎清夏さんの詩集
コーヒーは京都の山福というカフェで挽いてもらったもの。
香りはしっかりしているのに、飲み心地はすっきりしていてくどくない。
久しぶりにリラックスしたひと時を過ごせました。
《星野リゾート》経営者には実学志向の方が多く、座学は否定されがちなのだけど、星野リゾートの星野社長はめずらしく本を読むことも勧めている。
例えばトヨタのように優れた現場があるならば、本を読んだり書いたりするのは学者に任せて、プレイヤーは兎にも角にも現場に出向いて、観て、自ら手を動かして、失敗して、怒られて、学んでゆくのが一番だけど、そうであったとしても、マネージャーには現場力とはまた別の能力が必要なのも確か。
先日、中国に出張で行ってきて、街や企業のようすを観察していたけれど、彼彼女らはまず成長することに貪欲だし、ビジネス感覚が優れているというか、戦術の必要性をしっかり理解している。
中国は今、経済を活性化するために夜の街をどのように演出するかというテーマに取り組んでいるようで、まずテーマを持って取り組んでいるという点で優れているし、そして、それぞれの街でそのテーマに向き合っている、頭を使っているという姿勢がつぶさに感じられた。
例えば、上海と東京をくらべてみても、上海は中心区を綺麗にライトアップして観光の名所としたり、地区ごとに異なる特色をもたせたり、街づくりに戦略があるのに対して、東京はオリンピックを誘致しても、予算をばら撒いて、街や企業に一時しのぎ的な潤いを与えているだけだからね。
今はその差が感じられなくとも、10年たったら差は歴然とするよ。
話がちょっと脱線したけど、星野リゾートに話をもどすと、彼彼女らはきっちりと戦略を練って、ホテルごとにどの作戦でいくかを判断して、テーマを設定している。そして、そのテーマ(作戦)に基づき、現場のスタッフが創意工夫をこらしている。
「星のや」は決して安くないのに、よくあれだけのお客様がちゃんと来てくれるよなーって思っていたけれど、よくよく考えたら、日本全国どこにでも「星のや」があるわけじゃないんですね。「星のや」にお金持ちがくるのではなく、お金持ちがくるところに「星のや」があるとも言えるわけで....
なるほどなるほど、
うん、
いろいろと勉強になりました。
今回の内容を中国語でも書いてみました。毎度のことながら、ざっくりですけど...
在家休息了一段时间后,我看了书。这是有关经营的书。
星野度假區的总经理的书。
这本书是很好的学习教材。
9月14日(土)
増税前に!
駆け込み!
100円ショップで!
買いだめ!
散財が過ぎた....
反省!
9月1日(日)
打倒セブンイレブン!!
だんだん忙しくなってきたから、このあとどうなるかはわからんけど、いぜんよりも生活が落ち着いてきた。
東京にいたときは、ほとんど自分の時間がなかったから、何をというのがなかったのだけど、いまはある程度じぶんの時間も持てているので、今までやっていなかったことを意識的にやっている。
車の運転とか中国語とか
今までやっていなかったことやできなかったことを新たにやり続けながら、少しずつだけど変化してゆく自分を楽しんでいる。
料理!
もその一つで、ま、これはうまくなる気は全然ないのだけど、じぶんでつくった料理の味の変化をけっこう楽しんでいる。
最近はまっているのが
ミートソース!
なにがって、
セブンイレブンのミートソースあるやん。あれ、けっこう美味いねん。麺はいまいちやけど、ソースがようできてんねん。あのソースに勝とうと思って、いままでもなんどかトライしたんやけど、ぜんぜん勝てへんねん!
それで、今回はついに
ワイン!
を入れてみた。
うん、けっこう香りがでてきたぞ!
うん、けっこう美味くなってきたぞ!
ほかにも秘策を教えてもらったから今度やってみよう!
今回の内容を中国語でも書いてみました。例のごとく、ざっくりですけど...