2019年5月日記Z
5月26日(日)
特大のホームラン
きのうは久しぶりの野球観戦。
まけほー
きょうは中谷選手の特大のホームランを観てこころがスカッとした。
中谷 将大 5号 ソロ ホームラン 2019年5月26日 DeNAvs阪神 pic.twitter.com/s0lQJtuvWT
— ホームラン動画速報 (@nuremoh) 2019年5月26日
「あれは、ええ時の中谷選手の打球の上がり方やなー」
きのうは犠牲フライも打てなかったのに、人間というのは、たった1日でこれほど成長するものなのか。大したものだ。
がんばれ!
いろいろ準備。
次は東京を離れて地方での仕事になりそうだ。
東京での生活に未練はあるけれど、東京の環境に甘えてここまでズルズルときてしまった。仕事もプライベートもチャンスを活かしきれなかったように思う。
心機一転
新しい環境で
がんばろう!
5月19日(日)
韓国語
今週は下北沢に演劇をちょいちょい観にいって、デイビッド・リンチや林芙美子についてあれこれ想ったり、そして、ジム通いと韓国語の勉強。
そうそう、今週は中国語を一休みして、韓国語の勉強をしてみた。
とは言っても、そこまで深く勉強する余裕はないので「せめてハングルが読めるようになりたい!」ということで初歩の初歩だけ勉強してみた。
ただ、これだけでもけっこう面白い。
韓国語:母音21個(基本母音10個+複合母音11個)子音19個中国語:母音36個(基本母音7個+複合母音13個+鼻母音16個)子音21個
日本語:母音5個 子音16個
韓国語も中国語と同様に、日本語よりも音が多いという印象だけど、中国語とはまた違った音の広がりを見せている。感覚的には韓国語は日本語に近いなーって思うけど、ところどころ中国語の発音に近いものもある。
これの右から2つ目の「ウ」は、口を「イ」のかたちにして「ウ」の音を出すとテキストに書いてある。これは日本語にはなくて中国語の音に近い。中国語で数字の4を「スー」って言うけれど、あれがそうで拼音で「si」と表記されるように、口を「イ」のかたちにして「ウ」の音を出す。
あと逆に中国語にない音もあって、それが口をすぼめる「ん(m)」で、中国語には「ん」がふたつあって、それは日本語でいう「案内(an nai)」のときの「ん」と「案外(an gai)」のときの「ん」。要するに口を閉じる「ん」と口を閉じない「ん」がある。韓国語の場合はさらに「難波(nam ba)」の「ん」、つまり口をすぼめる「ん」がある。韓国語の場合は、この3つを意識的に使い分けている。
こういった違いを紐解きながら勉強すると、日本語とルーツの全く異なる英語の勉強と違って、中国語や韓国語は日本語との共通点があって面白いし、逆にまったく違っている点もあったりして、そういった発見がなかなか面白いです。はい。
あ、あと、韓国語は音声に特化した言語だからだろうか、英語と同じようにリエゾンがあったりする。
ハングルに慣れるために街中でハングル探しをしていたら電車の表示にはかなりの確率で出てくるなー
これはネットで探したからバスの表示だけど、地下鉄の銀座線でも出てきたよ。表参道をハングルで書いたらなんだかすげぇーなげーなー
あとこんなのも
京急かな?
そういえば、僕よりも一足先に韓国語を勉強しはじめた知人は、自分でハングル練習アプリとか作ってる...
思いのほかサックリできてしまった。JavaScriptの手軽さすごいなhttps://t.co/o81QwDlsOv
— Hiroaki Kadomatsu (@note103) 2019年5月1日
帰ってきて最初にやったのがこれの手直し。https://t.co/nYRaaskRF6
— Hiroaki Kadomatsu (@note103) 2019年5月2日
単語リストをドロップダウン方式にしてNextボタンを押したら次の要素に移動するようにするなど。前バージョンだとNextのたびにリロードして単語をランダム選択するという刹那仕様だったのでユーザ的にはだいぶマシになったかな・・
僕なんかいまだに文房具屋で単語カードを買ってきて愛用しているのに、もうこういう時代なのか..... 最近の灘中や開成の生徒なんかも、こんな感じなのかなー 汗。。。
5月11日(土)
李姉妹の中国語
先週に引き続き、ジム通いと中国語の勉強。
YouTubeで、李姉妹という子たちが中国語を勉強するコンテンツをたくさん配信しているのだけど、この子たちがすっごく優秀!!
おそらく試験的に配信し始めて、視聴回数が増えてきたので、今ではYouTubeのロケ班や映像編集チームがついているんじゃないかと思うのだけど、その展開の仕方がすごく頭いい。
初めは中国語あるあるネタや中国語学習の小ネタが多かったのだけど、視聴回数が増えてきて、ニーズがあると判断したら、自分たちで中国の子供用の教材等を取り寄せて、中国語の学習方法や教え方を研究して、これまでの単発ではなく、シリーズものの中国語学習コンテンツを新たに立ち上げてスタートした。
当初からビジネスライクだったのかもしれないけれど、あまりビジネスビジネスした感じが前面には出ていないし、観る方も楽しみながら中国語を勉強できるので重宝している。
すごくいい感じ!
李姉妹をみていて、「中国の優秀な人というのはこういう感じだよな」ってつくづく思う。展開のスピードが速く、絶えず改善して、物事を極めようという姿勢が常に感じられる。彼女たちでいえば、中国語学習のYouTubeコンテンツとしてシェアNo.1を獲ろうというやる気とその行動力が見て取れる。
中国・韓国・日本を比較した時、中国人と韓国人は「何かを極めよう」という志向性が強いのに対して、日本人はなんかぬるい感じがする。学問やスポーツ、そしてビジネスにおいても。
この違いは何なんだろう?
って、以前から思っている。
中国と韓国は儒教の影響下にあり、対して日本は仏教の影響が強い
その違いかなーって思ったりする。
しかし、儒教の教えの代表的なものに「中庸」というのがあって、これは極めるというよりもバランスを重要視するという感じだから、なんかちょっとイメージとは異なる。
また、同じ儒教の影響下であっても中国と韓国は違っていて、韓国人の場合は、外的要因によって自らを動かそうとする、極めようとするのに対して、中国人の場合は、内的要因、内から湧く力によって動こうとする傾向がある。
学生時代に韓国に留学していた演出家の平田オリザさんが言っていたけれど、
「韓国は儒教の影響で、一家の長、あるいは組織の長の権力がものすごく強い。わかりやすく言えば、お父さんや社長は威張っており、みんなはそれに従順に従う」
のだと。しかし、これには裏の意味があって、
「たしかに、長は絶対的な権力を持っているのだけど、そのかわり失敗したら総スカンを食らって、落ちるところまで落ちてしまう」
のだと。
事実、韓国のスポーツ選手は勝てば英雄、負ければ戦犯扱いという感じだし、大統領のスキャンダル後の潰し方とかえげつないよね。だからこそ、韓国人は物事を極めようとする。失敗するのが物凄く怖いから、物事を極めようとするのではないか。
一方、中国人の場合は、やはり科挙体制の影響じゃないかと思う。科挙の試験というのは今では考えられないほどの難しさで、勉強する範囲も広範に及ぶし、70歳を超えてやっと受かったなんて人もいるくらいで、受かるか受からないかで一家の扱いがまったく変わってしまうので、これはもう想像を絶するような受験地獄だよね。
だからこそ、中国人には、物事を極めようとする気質、神童や天才を崇める風習がいまでも残っているのではないか。
そんなことを考えつつ、けっこう楽しく中国語を勉強している。
あ、そうそう
李姉妹のYouTubeで一番ヒットしたのが、「歌で学ぶ中国語!おすすめ紹介!」という動画。
中国語は、基本的に入門書レベルのテキストで勉強しているのだけど、こればかりやっていると飽きちゃうんだよね。例文とかつまらないから。かと言って、人民日報とかのアプリをダウンロードして読もうとしても、まだちんぷんかんぷんで全然読めないしピンとこない。
そこで歌はどうかと思ったのだけど、これがすごくいい!
李姉妹が言う通りで、
「歌を聴きながらリスニングの練習になるし、あとは歌詞を覚えることで、表現や単語を覚えられて、すごく勉強になる」
彼女らに教えられるがままに曲をセレクトして、YouTubeで動画を探したら、簡体字の歌詞と拼音(ピンイン、声調)までちゃんと出てくるものがあった!
すごくいい感じ!!
田馥甄 Hebe Tien [小幸运] Lyrics Chinese | Pinyin | English (Simplified mandarin version)
5月4日(土)
卓球選手の国際感覚
連休中毎日ジムに行って健康状態が上がってきたけど、ちょっと疲れが出たので今日はジムをお休み。それから中国語も毎日勉強するようにしていて、こちらもそこそこ成果がでてきた。
なんとか「我 是 日本人( wo shi ri ben ren )」も聴き取ってもらえるようになってきたし、
「zh(i) ch(i) sh(i) 」と「j(i) q(i) x(i)」「r(i)」と「l(i)」
「an」と「ang」
の発音の区別も聴き取ってもらえるようになってきた。
よし!
あっ、そう言えば、このまえ、宇多田ヒカルが「令和」について、こんなツイートをしていた。
ら行のローマ字表記はもっと柔軟でもいいんじゃないかと思ってたけど、「令和」を(英語やフランス語などの場合)「Reiwa」よりも日本語発音に近い「Leiwa」と発音するといきなり中国語っぽくなると気づく。ヘボン式ローマ字のRしか使わない響きが外国人にとっての日本語っぽさになってるのかも。
— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2019年4月30日
ホントその通りで、日本語って「R」と「L」の発音の区別がないし、舌の動きをほとんど使わないから、英語や中国語の発音に慣れるのが大変。舌を反り上げたり、前後したり、あごを引いたり、アクセントやトーンを気にしたりなんて普段やってないから、とにかく疲れるわ...
そういう意味で、中国語は英語に近いと思う。ただ、英語は文字に意味がなく、音声に特化した状態でシステム化しているから、文法のルールが細かい。対して中国語は、文字が意味を持っていることを前提にシステム化しているから、文法のルールが英語ほど細々してない。
英語は、受験勉強の影響で嫌いになったというのが大きいけれど、そもそも、一般大衆に使われる言語として、ルールが細かすぎるわ。中国語ぐらいアバウトでええんちゃう。中国語の難しい文章をまだ読んでないから、はっきりとは言えへんけど...
ま、想像するに、英語は「相手に物事が伝わらない」ということを前提としてシステム化していった言語であるのに対して、中国語は「相手に物事がちゃんと伝わる」ということが前提としてあり、その上でシステム化された言語であるといったところかな。
あと余談だけど、中国語の文章って、文字がシステマティックにグリッドに敷きつめられていて、なんだかラピュタっぽい。
それはさておき、中国語を勉強するための素材をYouTubeで探していたら、福原愛ちゃんのインタビューがすっごくたくさん出てきてビックリ!
中国語圏での福原愛の人気は絶大だね!
《魯豫有約》福原愛.賽場有悔人生無憾(三) 20190516
愛ちゃんは、中国語がペラペラで愛嬌があるから、インタビューもしやすそう。それに彼女の生い立ちが、中国の人にすごく共感されているみたい。
中国って天才少女・少年を求める文化があって、上海に行った時にテレビをつけたら、少年・少女がすっごい暗算能力を競っている番組をやってた。それに、能力が長けている人を讃えるということでいえば、素人が歌唱力を競う番組がめっちゃ多かった。
これって、科挙の伝統が生み出した文化なのかなー
あ、あと愛ちゃんの人気の理由のひとつに、名前がいいっていうのもあるんじゃないかなー
福原 爱 ( Fu yuan Ai )
って中国語読みでも読みやすいし、「幸福 (xingfu)」とか「原来 (yuanlai)」とか「爱 (ai)」とか、恋愛ドラマやラブソングによく出てくる単語を名前からイメージできるので、そういう意味でも共感されやすいのだと思う。
そうそう、卓球でいえば、愛ちゃんだけじゃなくて、
石川佳純選手も中国語がすっごくうまい!
これだけ聴き取れるってすごいよ!
卓球選手の国際感覚は、とても興味深い!!