2011年9月




(9月30日)【書店員→工場員日記60】《テレビ》


《1/3》『水戸黄門』の放送終了。昨日の夕刊によると時代劇は「金がかかる」「年寄りばかり見ている」というのがスポンサー離れを招いたようだ。若者の視聴者獲得を意識するとなるとあとは黄門さまを福山雅治にやらせるぐらいしか手がないか。限界だな。


《2/3》しかし「年寄りばかり見ている」というのはむしろビジネスチャンスではないか? 例えばユニクロだって原宿にショップを構えて若者を取込むより、年寄りを狙うべきだろう。「ユニクロ巣鴨店をオープンさせましょう!」って営業を仕掛けたらスポンサーになってくれるのでは?


《3/3》僕は「金がかかる」が『水戸黄門』の放送終了の原因とみた。お笑いタレントのパッケージ販売とかAKBとか、テレビタレントが低価格で身近になったのはいいけど、「誰でもいいじゃん!」っていう危険水域まで来ている。タレントのオーラとかブランド力はうまく保存していくべき。



(9月28日)【書店員→工場員日記59】


夕刊で『水戸黄門』が放送終了すると知った。ニッポンのヒーローがまた一人お茶の間を去ってゆく。残念だ。グローバル化の波にのまれたということか。このあたりは宇野常寛氏に説明願いたいが、思いきって『世界の車窓から』と合併してもよかったかもしれない。



(9月27日)【書店員→工場員日記(号外)】《新聞スクラップ》


《0/4》


豊田泰光『「しょってる男」がいないと』日経新聞9月22日)


《1/4》(日経新聞9月22日)豊田泰光『「しょってる男」がいないと』から抜粋  うれしくはないけれど、美しい敗者になったのが、17日の西武戦で自己ワーストの13安打を喫しながら完投した楽天田中将大


《2/4》ベンチも交代を考えたようだが、田中は「こういうピッチングになったし、自分で最後までいくくらいしかなかった」と言い、始末をつけた。


《3/4》早い回に失点し、勝機を呼び込めなかった先発として、せめて中継ぎに負担をかけずに済ませよう、という心根。負けても、きれいではないか。「そういう気持ちのやつがいっぱいいたらなあ」という星野仙一監督の心情がわかる。


《4/4》昔のエース級はみんなそうだった。頼まれもしないのに、自分の実力以上の責任を負ってしまう「しょってる男」も多かった。チームの浮沈は俺の腕にかかっているのだ、と言わんばかりに。



(9月27日)【書店員→工場員日記58】


「自分で責任取るって言ったくせにけっきょく他人に丸投げじゃん!」。欧米の経済状況や収拾のつかない原発事故を見ていると「自己責任」という言葉は死語になったとつくづく思う。新自由主義的な行動指針では世の中もう回らない。青年よマー君に学べ!



(9月26日)【書店員→工場員日記57】


引っ越すかもしれず、がんばっても本棚4竿しか持っていけないので本を整理。本棚=自分だとつくづく思う。大量に処分せねばならず残念だが、転職した新しい会社でできることを軸に自分を作り直すちょうど良い機会だ。思いきった組織再編を敢行しよう。



(9月24日)【書店員→工場員日記53】《議論》


《1/4》建築系ラジオに呼んでもらって朝5時まで語らう。豊川斎赫さんや松島潤平さん等の70年代生まれ、加藤拓郎さんや大室佑介さん等の80年代生まれの優秀な建築人と議論。


《2/4》80年代生まれの建築人とじっくり語らうのは初めて。僕が想像していた最先端のコンピュータ技術を駆使してガンガンやるという感じではなく、冷めているのか/冷静なのか?大人しすぎるのか/落ち着いているのか?ともかくじっくりと考えて建築に取り組んでいるという印象


《3/4》日経連の米倉会長などの自己中心的な発言を聞いていると「何言ってんだこの若造!」とイライラするが、80年代生まれのとある人物からの「このお金はもう戻ってこないと分かっているけど、払わなければならないと思って年金を納めている」という社会人らしい発言に涙


《4/4》僕はあえて「ビジネスとしての建築家」という挑発的な議題を出した。この手の話はニーズやマーケットといった話で終始しがちだが、80年代生まれのとある人物から「メタのことを社会へ組み込むのが建築家の仕事」とサラッと返ってきた。啓蒙的で偉そうかもしれないが重要



(9月23日)【書店員→工場員日記55】


本棚を整理しながら、小田扉とか福満しげゆきとか『ガラスの仮面』とか、マンガを読みふけっていたら12時をまわっていた。ヤバイ。はよ寝よ。



(9月22日)【書店員→工場員日記54】


トンネルを抜けると、そこは朝だった。「しまった!遅刻だ!」と思ったが、きょうは祝日らしい。助かった〜。「九死に一生を得る」とはこのことか!「棚からぼた餅」とはこのことか!「猫に小判」はちょっと違うか!もうなんだかよく分からんが、ともかく寝よう。



(9月21日)【書店員→工場員日記53】《台風》


《1/2》雨が降ったり、風が吹いたり、木が倒れたり、屋根がふっ飛んだり、川が氾濫したりして、電気が3回落ちて仕事がストップ。■仕方ないから同僚と飲みに行く。家族のことやら故郷のことやらみなそれぞれの思いを胸に仕事をしてる。気楽だな、俺は。


《2/2》雨が降ったり、風が吹いたり、木が倒れたり、屋根がふっ飛んだり、川が氾濫したりして、電気が3回落ちて仕事がストップ。■仕方ないから同僚と飲みに行く。家族のことやら故郷のことやらみなそれぞれの思いを胸に仕事をしてる。気楽だな、俺は。



(9月20日)【書店員→工場員日記52】《読書》


《1/3》小宮山宏さんの『「課題先進国」日本』を読んだ。今勤めている会社は部類としては化学会社になると思うのだけど、世の中とどうつながっているのかピンとこない。が、化学工学を専攻していた小宮山さんの思考は今の僕に大いにヒントになる。


《2/3》絶対にクリアできないとされていたマスキー法をホンダが「シビック」を開発してブレイクスルーした話は、僕も好きだ。本書にはこのような事例がふんだんに盛り込まれている。日本の産業界も捨てたもんじゃないと誇らしい気持ちになれるし、物づくりに携わる身としても刺激的だ。


《3/3》今、産業界が国民から求められていることは、多額の内部留保を抱えているにも拘わらず法人税の引き下げを求めるというような利己的な守りのマインドではなく、内部留保を持ち出してでも東北を復興させるという攻めの、ブレイクスルーのマインドではないか。



(9月19日)【書店員→工場員日記51】


カニックの方と打ち合わせをしてチューンナップ。いい感じ。と言うとなんだか僕がF1レーサーみたいだけど、どちらかと言えばドライバーではなく、ピットクルーだな。


■レース後、勝利の餃子をたらふく。うまい!


(9月18日)【書店員→工場員日記50】


スカイツリー 634m


高尾山 599m


がんばれ!高尾山

(9月17日)【書店員→工場員日記49】


勝利宣言が早すぎた。最終的には昨日と同じスコアを叩き出したが道中は本当に苦労した。原因が2つ考えられ、どちらか特定できない。もう少しデータを収集せねば。


■帰りに100円ローソンで100円ラーメンを買う。家に帰ってビールを飲む。そして寝る。

(9月16日)【書店員→工場員日記48】


前半は昨日考えた(B)の方法で走行。事故原因を調査。原因がだいたい分かったので防止策を取りながらあれこれ試運転。ほとんどタイムロスなしで事故を防止する走行方法を発明。後半は無事故運転を達成。そして目標値も達成!勝利のビールがうまい!

(9月15日)【書店員→工場員日記47】


やり方を2通り考える。


(A)そこそこのスピードで事故もほとんどない


(B)スピードは速いが事故が起こる可能性がある。


(A)は問題ないが、(B)の事故の原因がイマイチよくわからない。明日チェックしよう。

(9月14日)【書店員→工場員日記46】


今日から担当プロジェクトが変わった。今までとまた違った緊張感。これまで担当したプロジェクトは精度を求められたのに対して、今度のプロジェクトはスピードを要求される。また違った能力が求められる。

(9月13日)【書店員→工場員日記45】


今日はうまくできなかった。前にやったことのある作業の応用なので、できると思ったのだけどうまくできなかった。起こりうる局面をまだ読みきれていない。手が動ききらない。まだまだイメージする力が弱い。


■明日から心機一転がんばろう!

(9月12日)【書店員→工場員日記44】《月曜日》


人身事故で遅刻。京王線は人身事故が多いのだけど、ここしばらくはなかったのになぁ。いやな感じ。リズムに乗りきれない一日だった。

(9月11日)【書店員→工場員日記43】《休日》


午前中は近所のカフェでゆっくり読書。午後はプールに行って軽く流す■知人にメールの返信を書いていたら6000字に及んだ。ちょっとした論文だ。物書きとしての本能も未だ健在!

(9月10日)【書店員→工場員日記42】《観察》


今朝の『おはよう日本』、「おはようございます!」の挨拶は、そろわなかったが非常によかった。男性アナウンサーに積極性がみられた。土曜日なので担当アナウンサーは違ったが、この調子でがんばって欲しい。タイガースはもっとがんばって欲しい。

(9月9日)【書店員→工場員日記41】《観察》


今朝も『おはよう日本』の冒頭、「おはようございます!」の挨拶がそろわなかった。男性アナウンサーにためらいがある。ボルトはフライングで失格になったが、彼の場合はフライングするぐらいの気持ちでいいのではないか。がんばって欲しい。

(9月8日)【書店員→工場員日記40】《観察》


製品は物だけど生物だとつくづく思う■疲れがピーク。やや早めに上がってカフェで一服。ボーッとする。えらく大きな声で話している人がいるけどあまり耳につかない。なぜだ? よ〜く聞くと韓国語だった■「ぴんぞろ」を読む。戌井さんとは京王線つながり

(9月7日)【書店員→工場員日記39】《観察》


納品を目前に控えた製品にはオーラがある。凛とした姿の、そのどこかにエネルギーをぐぅ〜っと蓄えている。また、こんな風にも見える。

(9月6日)【書店員→工場員日記38】


仕事の波に乗れるようになってきた! がしかし、波からどうやって降りるのか? 分からない。ま、行けるとこまで行っちまえ!■仕事→めし→寝るという単調な生活になってきたので、アクセントに《小説》を投入! 戌井昭人『ぴんぞろ』を読み始める。

(9月5日)【書店員→工場員日記37】


少し遅めの帰宅はともかく、仕事があるというのは健康なことだと思う。おっと!午前0時を過ぎましたので、お・や・す・み♪ 



(9月4日)【書店員→工場員日記36】


■《日経新聞チェック9/4朝刊》
人事総務部人材開発室長磯崎憲一郎氏が「未来のビジネスつくる人材を育成」というテーマで語っている。


■《日経新聞9/2Web刊》
第21回ドゥマゴ文学賞は2日、磯崎憲一郎さんの「赤の他人の瓜二つ」(講談社)に決まった。


「バイタリティーや体力も必要ですが、これからは変化の時代です。単に押しが強いというだけでは駄目で、あらゆる情報を集めて客観的に分析したうえで、自らの覚悟で決断して事業を進めていかなければなりません。」(人事総務部人材開発室長磯崎憲一郎氏)





「それにしたってたかがチョコレートだぞ?しょせんは子供が一瞬にして食べ終わってしまう菓子、もしかしたら食べようとした瞬間に誤って地面に落としてしまうかもしれない菓子だぞ?そこまで手間と労力をかけたところでいったい何になるっていうんだ?」(磯崎憲一郎『赤の他人の瓜二つ』)

(9月3日)【書店員→工場員日記35】


日経新聞チェック1》雨にも負けず風にも負けず朝刊が届けられていた。そして、雨にも負けず風にも負けず夕刊も届けられていた。ありがとう!僕は君をでくのぼうなんて呼ばないよ!君がいる限り、僕は電子配信なんてシケたサービスは利用しないぞ!


日経新聞チェック2》欧米の景気減速→アジア諸国の輸出減速を連日報じている。グローバル・インバランスの是正の必要性はリーマン・ショック以後言われ続けている問題なのに経済新聞もグローバル企業トップもシカト。目先の利益だけを追求している。経営者のレベルが落ちていることこそが危機。


日経新聞チェック3》■国連貿易開発会議(UNCTAD)2010年版の貿易開発報告書



日経新聞チェック4/4》■白川方明日銀総裁「グローバル・インバランスと経常収支不均衡」

(9月2日)【書店員→工場員日記34】


■華麗なるフィニッシュ! を決めるつもりだったがタイムオーバー。月曜日に持ち越し


■入社して1ヶ月経ったので、入社当初は読めなかった技術本もある程度理解でようになってきた。技術本の読解も仕事と並行して進めよう。

(9月1日)【書店員→工場員日記33】


■9月です!■山場を越えた(また来るけど)。ともかく、いつも遅くまで働いている人が早めに上がるとホッとする■入社して1ヶ月。新生活の形がなんとく見えてきた■月→金は突っ走って土日でメンテナンス。まずはこのリズムを体に刷り刻もう。








 阪根タイガース


 阪根Jr.タイガース