日記Z 2015年11月
がんばるしかない!!
11月28,29日(土日)
男らしくないし潔くないからアップしない方がいいけれどダサくても本心だから
2日間、ため息と涙ばかり。11/21と11/27の文章をちょこちょこ書き直す。どうしてこんなことになってしまったのか? どうしても引っ掛かることがあって、ニコちゃんとの考えの違いがどこにあったのかなー、どこですれ違っていったのかなー、どこが伝えきれてなかったのかなーって。それに、どうしてニコちゃんは僕が書いたことや言ったことに反応を示すだけで、じぶんの考えや思いをいつまでたっても僕にちゃんと伝えてくれないのかなー
「手紙ありがとう。でもごめんなさい」とか、「旦那さんとはこんな感じでうまくやってます」とか、「好きな人ができたってどんな人ですか?」とか、少しでも意思を示したり、疑問を聞いてくれたら、僕の応答だって、立ち居振る舞いだって全然違っていたのに。もう!!
あーあ
ニコちゃんが出る舞台を観て、終演後ちょっと話して労をねぎらって、ブログに感想をアップして、公演終了後コーヒーショップでプチ演劇談義をする。ホントこれだけの関係で幸せだったのに 涙。
あーあ
最後は明るく歌って終わりたい。歌詞に特別な想いはないけれど、なんか気分的にこんな気分だから☆
11月27日(金)
区切り
気持ちの整理ができたし、あんな形で姿を消してしまうのもイヤだったから、今週は行きつけのコーヒーショップに何度か行った。ニコちゃんにも会った。
いつもニコニコ明るくて、ホスピタリティたっぷりのニコちゃんだから、こんな僕にも気さくに話しかけてくれる。しかし9月と11月に1回ずつ、たった2ヶ月のあいだに2回も大きな失敗をしているから、やっぱり本音の部分で接するのがなかなか難しい。
ニコちゃんはじぶんの優しさが、結果的に僕を傷つけてしまったという気持ちがあるから、同じ失敗をしないようにコミュニケーションに制限を加えている。そうするとニコちゃん持ち前のホスピタリティを抑えなければならず、やり取りがすごく不自然な感じになってしまって、お互いにギクシャクしてしまう。そんな本意ではない接客をしているニコちゃんをみていると本当に可哀想で、僕も泣きそうになった。
これまで、お互いにお互いの気持ちをミスリードして、さらにミスリードをどんどん上書きしていって、どんどんおかしな感じになってしまった。あの時はああだった、この時はこうだった、あれは実は本意じゃなかったなどと説明し合って整理してみても、元の状態に戻すのは難しい。
特に、ニコちゃんが結婚していると知ったあと、僕が、旦那さんのいるニコちゃんをいつまでも好きでいるのは不毛だし、ニコちゃんにとっても迷惑だろうと思って、早い段階で「他に好きな人ができました。がんばります!」とニコちゃんに手紙で伝えたのだけど、この手紙の真意がうまく伝わらなかった。僕はニコちゃんのリアクションをミスリードし、ニコちゃんは僕が手紙を渡した意図をおそらくミスリードしており、関係を立て直すどころか、関係がこじれる原因となってしまった。
ニコちゃんは毎日カップにメッセージを書き続けたことで、僕に気を持たせてしまったと思っている節があるけど、それは逆にニコちゃんの勘違い。そうじゃなくて、この手紙を渡した後のニコちゃんのリアクションが僕の方向性を惑わせた全てだった。ニコちゃんが、なんだかすごく淋しそうで口をきいてくれなくなったから、心配になってそばにいてあげようと思い直したのだ。でも、今から思えば、これはニコちゃんにとっては大した問題ではなく、突然のことだったのでビックリしただけだったのかもしれない。ずっと店に通ってくれている常連さんで、仲良しの僕の気持ちが他の人に移ってしまうのかー、もう来なくなるかもしれないなー、淋しいなーというくらいの軽いショックだったのだろう。
もし、リセットボタンを押して、ニコちゃんが結婚していることを知った状態で出会ったとして関係をスタートできるならば、僕もニコちゃんを好きになったりしないからよいのだけど、人生に2回目はない。
そして今、ベストなのは、
ニコちゃんを、そっとしておいてあげること。
ニコちゃんを決して嫌いになった訳じゃない。本当に素晴らしい女性なので、いまでも大好きだし、力になれるならば力になりたい。しかし、彼女がその役割を求めているのは僕ではない。僕は彼女をそっとしておいてあげた方が、彼女は伸び伸びとして、本来の姿に戻って、彼女の才能がもっともっと発揮されることだろう。
ニコちゃん、がんばれ!! 僕もがんばります!!
ではでは。
11月25日(水)
きょうは寒かった。これまで無敵を誇ったヒートテックも、そろそろ彼の力だけで寒さをしのぐのは難しそうだ。という訳で、会社をちょっと早めに上がって、百貨店でコートを新調した。これまでは家と工場との間を自転車で行き来していたので、冬場は「帽子・ダウンジャケット・手袋」の3点セットが必須だった。でも今年からは都心のオフィス勤務になったので、そこまでの重装備は必要ない。シンプルでスッキリしたコートがみつかった。なかなか気に入っている。明日から早速着ていこう!!
11月24日(火)
家に帰って、コーヒー飲みながら、写真集みて、ぼーっとする。
11月23日(月)
文学フリマ・デー
《批評同人誌アラザル》今回も文学フリマ東京@東京流通センターに出店することができました!
ご来場頂いたお客様、お買上げ頂いたお客様、ありがとうございました!
アラザルブース完成!!
新刊を出せなかったので、いろんなイベントのたびに作った別冊セットを作成し販売!!
《後記》
今回もなんとか文学フリマに出店することができた。もう6,7年やってるから10回以上連続で出店している。これはすごいことだけど、これだけ続けていると課題やら言いたいことやらがたくさん出てくる。こんな中途半端な気持ちでやるのなら、はっきり言ってやめたほうがいいと思うこともある。
メンバーの大半が結婚して子どもが生まれたりして、なかなか集まる機会がなく、原稿も集まらない。僕も仕事が忙しくて原稿が全然書けずにいる。新刊をなかなか出せないでいる。
また、紙の本をつくること自体の意味が薄れてきている。本にするためには原稿書いて、文字を組んで、デザインして、お金を出して印刷して、宣伝して、販売するのだけど、部数がなかなか伸びないし、元が取れない。ま、利益は求めていないのでお金の話はいいのだけど、どれだけの人に読んでもらえるのか? そこが一番重要なのだけど、う〜ん、現状ではさほど期待できない。
かといって、ツイッターやブログで発信することで満足できるかと言えば、う〜ん、どうかなー???
悩みごとばっかり…..
ま、とにかく今回も無事に出店することができたし、同じく出店し続けている他の同人誌グループが新しい本を出し続けている姿をみると励まされるので、文学フリマはいいイベントだと思う。
せっかく続いているし、続けることは大切なので、続けながら何か打開策を考えよう。それ以前に打開策を考える時間をつくれるように仕事をがんばろう!!
11月22日(日)
観劇デー
自分のできることからはじめよう。
仕事はもちろんじぶんの生活がかかっているから頑張るけれど、それ以外にじぶんの持っている能力で人の力になれることをやる。
僕ができることはいろいろあると思うけど、まずは演劇の感想文を書き続けること。演劇は大好きで、なぜかというと人が作っているという力がダイレクトに伝わってくるから。人間の営みという感じがすごくする。コンピュータとかハイテクとかよりも人間に近いところに関わっていたい。
演劇に関しては、僕は俳優のように人びとを魅了するような演技ができる訳ではないし、劇作家のように長くて緻密な戯曲を書ける訳でもない。仕事でもない。むしろ最近は本職が忙し過ぎて劇場に足を運ぶことすらおぼつかない。確かに以前に比べたら観劇数も激減した。しかしながら、それでも年間に数十本は観ていると思う。そのわずかな作品であっても、観劇した作品について思ったこと、感じたこと、考えたことを綴った文章を残すこと。
演劇の営みは、多くの人びとが1ヶ月近く稽古をして、1週間ほど公演して終わってしまう。ものすごい労力をかけているのにすぐに消えてしまう。DVDに残ればいいけど、大半が消えてしまう。演じている人たちも良かったのか悪かったのかさえ分からないまま終わってしまうのではないか。それがすごくもったいない。次につながらないし、これだけの労力をかけるモチベーションが湧いてこないだろう。
だから支えていきたいと思う。別に演劇に限った話ではなく、建築も、映画も、小説も、スポーツもそうだけど、まずは僕ができる範囲ということで演劇を。
本日みた演劇の感想文をブログ化しました。
チェケラ!!!!
↓↓↓↓↓
五反田団『(記憶の化け物改め)pion』
感想文タイトル:「恋は切ない」
【前説】(11月21日)
日記を再開することにした。正確に言えば、「日記」は11/18が最終回だったので、これからは「阪根タイガース日記」ではなく、「阪根タイガース日記Z」として新たなスタートをきる。別にメンバーが増えたわけでも減ったわけでもなく相変わらず1人ですが何か?
11/18の最終回は、実は11/15に決めていた。11/16に行きつけのコーヒーショップでニコちゃんと話をして、その時のニコちゃんが、背筋がピンとのびて凛とした姿だったので、うん、これで終わっていいと確信して、2日ほど店に行かずに、その流れで日記を終えた。
我ながら終わり方もすごく綺麗で、ニコちゃんも前を向いて進んでくれるだろうと思った。小説ならばいい終わり方だったと思う。しかし、これは日記であって、ぼくはまだまだ生きている訳だから、終わりを演出するよりも、未来を示し続けることが大切で、僕の元気な姿を見せ続けた方がニコちゃんにとっても安心だし、張り合いがあって、元気が湧くだろうと思った。ケジメというのが、絶交になってしまうとダメで、新たな関係のスタートとして、お互いに意識を共有できればと思う。
日記を再開した理由として、もう一つはやっぱり予想以上に心が揺れたこと。最終回を明け方に書き直して、ニコちゃん夫妻とコーヒーショップの店員さんに伝えるべきことをすべて、うまく書けたと思って、その時はすごくスッキリした気分だった。しかし、夜寝ている時にすごい孤独感に襲われて、ハッとして、目覚めた。柴崎友香さんの『寝ても覚めても』じゃないけれど、最終回が無限後退していった。
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ニコちゃん夫妻をみていて感じたのは、結婚して時間が経つといろいろあるのだろうけど、やっぱり夫婦は余裕があって、そして強いってこと。これは純粋に羨ましかった。なんて言うか、前に読んだ本に書いてあったことそのままだけど、「長くいっしょにいるうちに、男と女というよりも、人間的なつながりが生まれてくる」(※1)、この力はやっぱり強い。だから僕もまだあきらめずにちゃんとパートナーを見つけたい。
僕は、ニコちゃんとは一生の異性の友だちになりたいと思っている。恋人になる以上に難しいことだけど。
ニコちゃんを好きになってしまったのは、あくまでも結婚しているのを知らなかったからだから仕方がない。もちろん、ニコちゃん夫妻には申し訳ないことをしたと反省していて、一度好きになった気持ちを元に戻すのにすごく時間をかけてしまったことも反省している。ごめんなさい。
でも本当に悩んだのは、結婚していると知ってしまってからで、ニコちゃんとどういう関係でいられるかをけっこう考えた。もう会わないということも考えたけど、ニコちゃんもそれは本意ではなさそうだったし、引きとめてくれた。
また僕が、旦那さんのいるニコちゃんをいつまでも好きでいるのは不毛だし、ニコちゃんにとっても迷惑だろうと思って、早い段階で「他に好きな人ができました。がんばります!」とニコちゃんに手紙で伝えたのだけど、この手紙の真意がうまく伝わらなかった。僕はニコちゃんのリアクションをミスリードし、ニコちゃんは僕が手紙を渡した意図をおそらくミスリードしており、関係がこじれる原因となってしまった。このあたりのお互いの気持ちと方向性を冷静に話し合えれば、関係は立て直せると思う。
そして、僕は恋愛感情抜きにしても、ニコちゃんを尊敬している。彼女は舞台俳優を続けながらコーヒーショップで働いている。見た目のイメージとは裏腹に、演劇作品に対するこだわりが強く、すごく尖っていて、表現するパワーが凄まじく、そして、すごくストイック。お店で演劇の話をするときの食いついてくるようなニコちゃんの眼差しが好き。男でもなかなかいないタイプ。そんなニコちゃんをひとりの人間として尊敬しているし、これからも応援していきたい。
日記を新たにスタートする際には、ニコちゃんカラーを払拭したいという想いがあった。けど、やっぱりニコちゃんは消せない。そうじゃなくて、別に消せなくても、進むべき方向をきっちりと示せていれば、それで良いと思う。
(1)僕は、ちゃんとパートナーを探す
(2)僕は、ニコちゃんに敬意を持って、彼女の活動を応援する
これで新たなスタートを切れるように思う。さあ、はじめよう!!
※1 梶田真章『ありのまま』
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